●腸がダイエットの鍵を握る?!
ダイエットや減量を行っていく中で、多くの方がカロリー計算やPFCバランスを気にして食事をする方がほとんどだと思います。しかし、その計算され尽くした食事がしっかりと消化され、吸収されないと、その意味は薄くなってしまいます。要は、栄養を吸収する小腸の状態が体重を減らすためにはとても重要ということになります。
●小腸の働きとは
小腸では、胃で細かくなったものを絨毛という部分を使って消化・吸収する場所です。
そしてその小腸の状態は腸内細菌が大きくカギを握っています。
●腸内細菌の分類
腸内細菌は大きく分けて3つに分類されます。
①善玉菌
消化吸収の補助を行います。特にお腹の調子を整えてくれる細菌です。
②悪玉菌
お腹の調子を悪くする細菌です。悪玉菌が多いことで、便秘や下痢・肌荒れ、体臭がきつくなるなど様々な弊害を引き起こす細菌です。
③日和見菌
腸内の善玉菌・悪玉菌の多い方に味方する細菌です。
これら3つの細菌が腸内には存在し、健康な人の腸内細菌の割合は、①善玉菌70%、②悪玉菌20%、③日和見菌10%とされています。
●善玉菌を増やす方法
善玉菌を増やすには以下の方法があります。
①乳酸菌を食事で増やす。
乳酸菌を食事で取ることにより、腸内が酸性になります。悪玉菌は酸性に弱い性質を持っているので、乳酸菌を取ることにより、善玉菌の割合が増え、日和見菌も善玉菌の味方をしてくれます。
主にはキムチやぬか漬け、味噌などの発酵食品を取ることで、乳酸菌を効率よくでッシュすることができます。
②食物繊維を摂取する。
食物繊維の中でも水溶性食物繊維は善玉菌の餌になると言われています。
主にはわかめ・めかぶ・昆布・ひじきなどの海藻類がとても良いです。
③オリゴ糖を摂る
オリゴ糖も水溶性食物繊維と同じく善玉菌の餌となるので、善玉菌の働きを活発にすることができます。
オリゴ糖を多く含む食材は、はちみつやバナナです。