皮膚、結合組織、筋・筋膜、関節などに障害があると、正しい姿勢がとれなくなります。
これを「不良姿勢」と言います。
この不良姿勢がこれらの組織に不快感や痛みをもたらすことがあります。
不良姿勢のきっかけは、日常生活のちょっとしたクセや、無意識のうちに身に付いた動かしやすい運動方向への反復動作、同じ姿勢をとり続けることで筋肉が緊張し、収縮した状態が持続してしまうこと(筋の持続性収縮)です。
特に、全身の筋や筋膜のバランスの不均衡が少しずつ身体への負荷となり、体節の配列が不良となっていき、不良姿勢が身に付くことになってしまいます。
その不良姿勢による負担が大きいほど、関節にも硬さや変形を生じさせることになります。
寝違えやギックリ腰、骨折、手術の影響などで関節から先に影響をきたすこともありますが、ほとんど
は筋・筋膜のバランスの不均等が原因で不良姿勢になると言われています。
筋・筋膜のバランスの不均衡をきたす原因は、
ライフスタイルやこれまでやってきたスポーツ、趣味、怪我の既往など様々です。
多様な不良姿勢が、どのような筋・筋膜の不均等が原因で生じてしまったのかを知ることは、正しい理想的な姿勢を取り戻す上で非常に重要なポイントです。
原因は1人1人違うからこそ、パーソナルです!