○もとに戻るには3倍以上の時間がかかる
骨折してギプスを外すと、腕や足が極端に細くなっているように、筋肉は使わないと衰えてしまう特徴があります。
とある実験では、たった2週間、脚を動かさなかっただけで、若者で28%、高齢者で23%の筋力低下が認められたと言います。
高齢者の場合、週3~4回のトレーニングを6週間続けても筋力はものに戻らず、もとどおりになるには3倍以上の時間が必要とされています。
若い人も高齢者も、運動不足で低下した体力を向上させるためには、ウォーキングなどの有酸素運動に加えて、ウエイトトレーニングが必要になってきます。
○短期間に痩せたのは、”筋肉が減っただけ”?
ダイエットで短期間に体重が減って効果があったとぬか喜びする人が多くいますが、それは筋肉量が減って、体重が減って、体重が減ったためにダイエットの効果が出たと勘違いしているのです。
ダイエットでエネルギー不足になると最初は筋肉量が減っていきます。
筋肉量が減っていくと基礎代謝が低下してしまい、逆に太りやすい体になってしまい、リバウンドのリスクはどんどん増えていき、メリハリのない体になってしまいます。